クリスマスローズの花の写真・花言葉・クリスマスローズにまつわる神話や伝説・薬効・毒性・名前の由来・別名・誕生花の紹介です。
クリスマスローズ
ワンコの散歩で出会ったお花☆クリスマスローズ
淡い黄緑色のクリスマスローズの花の写真
淡い黄緑色のクリスマスローズの花が咲いていました★
花の中央の子房が膨らみ始めています。
更に子房が膨らむと、弾けて中から種が出てきます。
クリスマスローズの名前の由来
クリスマスローズの原産地のヨーロッパなどでは、ヘレボルス属原種の1種類であるニゲル(h.niger)のみがクリスマスローズと呼ばれていますが、日本ではヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んでいます。
クリスマスローズという名前は、ヨーロッパで花の少ない冬の12月末のクリスマスの頃にバラのような美しい花を咲かせることに由来します。
ローズという名前がつきますが、クリスマスローズはバラ科の植物ではありません。
クリスマスローズの薬効
日本ではクリスマスローズと呼ばれているヘレボルス属の植物は、中世のヨーロッパでは薬として使われており、利尿剤や下剤として利用されたり、精神安定剤としても精神病患者にも使われていたそうです。
ヘレボルス属の植物は悪魔払いに使われ、悪魔を追い払う植物として庭に植えられていました。
また、預言の花としても知られており、天候を予測するために使われたそうです。
クリスマス ローズは日本には明治初期に薬用として輸入され、「黒黎蘆根(こくれいろこん)」という名前で衛生局薬草試植園に薬草として植えたのが日本でも最も古い栽培とされています。
クリスマスローズの毒性
クリスマスローズの根や茎などには有毒な成分が含まれており、昔、ヨーロッパでは、クリスマスローズの毒を鹿や狐などの動物を狩るための毒矢に使用されていたそうです。
クリスマスローズの毒を口にすると口内の炎症やめまい、吐き気、腹痛、下痢などの中毒症状を引き起こし、致死量を摂取した場合は死に至ります。
アレクサンダー大王は、クリスマスローズの毒によって暗殺されたという説もあります。
クリスマスローズにまつわる伝説・神話
キリストが誕生した朝 祝福に訪れた貧しい羊飼いの少女が、お祝いの捧げものをしたいと思ったが 雪に覆われた地面には一輪の花すら見つからず、嘆き悲しんで涙していると、涙が種となり、芽が出て、薔薇と同じくらい美しい花を咲かせ始めた。彼女はそれを生まれたばかりのキリストに捧げる事が出来たという伝説があります。
また、別の説では、羊飼いの少女がキリスト誕生のお祝いの捧げものの花が見つからずに嘆いていると、天使が舞い降りてきて、冷たい土に触れるとそこに白いクリスマス ローズが現れて、彼女はその花をキリストに捧げる事ができた、といわれています。
これらの伝説により、クリスマスローズはキリスト降誕のシンボルとなりました。
クリスマスローズの別名
クリスマスローズの別名は、カンシャクヤク(寒芍薬)、ヘレボルス、ニゲル、雪起こし(ユキオコシ)です。
クリスマスローズの花言葉
「慰め」
「私の不安を和らげて」
「中傷」
「私を忘れないで」
「追憶」
「スキャンダル」
「いたわり」
「誹謗中毒」
「悪評」
「発狂」
「私の心を慰めて」
「思い出を懐かしむ」
誕生花(クリスマスローズ)
クリスマスローズは、11月16日、12月13日、12月26日の誕生花です。
写真の詳細
この記事のクリスマスローズの花の写真は下記のカメラとレンズを使用して撮影しました。
【カメラ】Canon EOS 80D
【レンズ】EF100mm F2.8L マクロ IS USM