東宝(帝劇)のミュージカル「エリザベート」に行ってきました☆
今回の東宝版のエリザベートは、帝劇(東京)・博多座(福岡)・梅田芸術劇場(大阪)・中日劇場(名古屋)の4箇所で公演が行われます。
ミュージカル エリザベート
ミュージカルのエリザベートは東宝版と宝塚版がありますが、大まかなストーリーや音楽などはほぼ同じです。
ただ、宝塚版は男役のトップスターが主役なので、黄泉の帝王トートの出番が東宝版よりも多くなっています。
東宝版のほうはエリザベートが主役です。
ミュージカル エリザベートはチケットが取りにくい
エリザーベートのミュージカルは東宝版も宝塚版も大人気で、なかなかチケットが取れないようです。
今回も帝劇(帝国劇場)のエリザベートのチケットは完売だったのでオークションでチケットを探したのですが、定価の2倍以上に跳ね上がっていました。
諦めようかな…と思ったのですが、とりあえず一番安い席でもいいから行こうと思って、2階席に一番後ろの端っこのほうの席を公演日の2日前に何とかぎりぎり確保しました。
東宝のミュージカル「エリザベート」の感想
東宝のミュージカル「エリザベート」の感想です。
帝劇(帝国劇場)に行くのは初めてだったのでちょっと時間に余裕を持って早めに行こうと思っていたのですが、私にそのような芸当ができるはずもなく、最寄りの駅についた時には開演5分前…。
猛ダッシュで走って帝劇を探して中に飛び込んで、階段を駆け上がって着席した瞬間に会場が明かりが消えて幕が開きました。
ふふふ、今回も余裕だぜ…(≧▽≦;)
で、本題のミュージカル エリザベートの感想です。
とにかくオーケストラの音がよくて(会場の設計もいいのかもしれませんが)、音だけでも充分に感動しちゃいます。
そのうえエリザベートはどの曲もすごくいいので、演奏が始まるたびにおめめうるうる状態になっちゃいました(ノд・。)
席は2階席の一番後ろの端っこのほう、つまり一番よくない席だったのですが、先日買い替えたばかりのオペラグラスのおかげで出演者の顔の細かい表情もしっかり見えて、充分に楽しめました。
最新のオペラグラスの威力はスゴイです。
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エリザベートの生き方がしっかりと描かれた作品
全体的な印象は、宝塚のエリザベートはかなりゴシック系の妖しさがありますが、東宝のほうはわりとあっさりとした味付けで、自由を追い求めるエリザベートの生き方がしっかりと描かれています。
宝塚のエリザベートではトートという存在がかなり擬人化されていて、「死」という存在なのにどうしてそんなに人間っぽいの?というようなことを考えちゃうとストーリーにのめり込めなかったりします(その代わり、トートの妖しい魅力にのめり込んじゃいます)。
一方、東宝のほうのトートは「死」の象徴という感じがよく出ていて、いつも「死」の向こう側にある「自由」に魅せられながらも「生」の世界で自由を追い求めるエリザベートの生き方がよく理解できるような演出でした。
出演している役者さんもとってもハイクオリティーで、観に行ってよかったな、と思える作品でした。
蘭乃はなさんのエリザベートと城田優さんのトート
メインの役はWキャストで、エリザベート役は元宝塚の花總まりさんと蘭乃はなさんで、黄泉の帝王トート役は城田優さんと井上芳雄さんです。
私が行ったのは蘭乃はなさんと城田優さんのパターンです。
オークションなどに出ているチケットのほとんどは蘭乃はなさんがエリザベート役の日のものだったので、やはりベテランの花總まりさんが出るときのチケットのほうが入手困難だったのかもしれません。
蘭乃はなさんのエリザベートはとっても可憐な感じで素敵でした。
宝塚のエリザベートのDVDでも蘭乃はなさんのエリザベート役を見たことがあるのですが、そのときとあまり印象は変わっていません。
エリザベートは高い声で力強く歌う歌が多いので、蘭乃はなさんの可愛い声にはあまり合っていなくて、精一杯な感じのところやちょっと不安定なところもあったりしましたが、それはそれで支えてあげたくなるような感じがして、迫力のある強い感じのエリザベートより可愛くていいかな、という気がしました。
蘭乃はなさんのダンスがすごく好きなので、エリザベートにダンスのシーンがあまりないのが残念です。
次はもっとダンスを披露できるような役をやってほしいな、と思ったりします。
蘭乃はなさんのエリザベートも充分に魅力的なのですが、花總まりさんのエリザベートもベテランということなのでかなり気になっちゃいます。
できればどちらのエリザベートも観たいです。
城田優さんのトート役はビジュアル的にぴったりハマっていて文句なしでした。
歌もかなりいい感じでした。
PV映像を見た感じでは、井上芳雄さんのトートも妖しげな雰囲気がよく出ていてよさそうでした。
歌もすごくうまいので、井上芳雄さんのトートも観てみたいです。
ルキーニ役やフランツ役やルドルフ役やゾフィー役もWキャストで、私は見たルキーニ役は山崎育三郎さん、フランツ役は田代万里生さんで、ルドルフ役は古川雄大さん、ゾフィー役は涼風真世さんでした。
ルキーニ役は山崎育三郎さんはちょっと品がありすぎるルキーニという感じでしたが、歌が伸びやかですごくかっこよかったです。
フランツ役は田代万里生さんも綺麗な歌声で安定感がありました。
ルドルフ役の古川雄大さんも美青年で歌もすごくうまくて素敵でした。
ルドルフ役のWキャストはジャニーズJrの京本大我さんらしいのですが、そちらのほうもちょっと気になっちゃいます。
ルドルフの子役もまだ小学生ぐらいなのにすごく歌がうまくてビックリしちゃいました。
将来が有望ですね。
ゾフィー役の涼風真世さんは以前エリザベート役をされていたぐらいなので、演技力も歌もばっちりです。
東宝のミュージカル「エリザベート」の公演予定
東京・帝国劇場でのエリザベートの公演は7/26で終わりで、その後は福岡と大阪と名古屋で地方公演があります。
地方のほうがチケットが取りやすいかもしれませんね。
- 福岡・博多座 8月6日~9月4日
- 大阪・梅田芸術劇場 9月11日 ~ 9月30日
- 名古屋・中日劇場 10月8日~10月23日
東宝ミュージカル エリザベートのDVD
今回の東宝ミュージカル エリザベートがDVD化されるようです。
東宝ミュージカルってあまりDVD化されないので、それだけ人気があるミュージカルだということですね。
発売は12月です。
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