目黒のイルミネーション・2015年は開催中止
中目黒の目黒川のライトアップ「青の洞窟」2015
昨年は大盛況だった目黒のイルミネーション「青の洞窟」は、2015年は中止になったようです。
目黒の「青の洞窟」は、中目黒の目黒川沿いの桜の木がライトアップされるイルミネーションで、目黒川に映る青い光がとても幻想的でした。
昨年は人が殺到しすぎたため安全が確保できないということで、人出が多くなる土日の開催は中止になり、平日のみの開催になっていました。
で、今年はどうなるのかな…と思っていたら、今年(2015年)は開催そのものが中止になってしまったようです。
他のイルミネーションスポットの多くは大きな商業施設の敷地内で開催されているので、人が殺到しても誘導しやすく管理もしやすいけど、目黒のイルミネーションは目黒川沿いなので集まってきた人の誘導や管理がかなり大変そうです。
目黒川といえば桜の名所で、お花見のシーズンも大勢の人で賑わいますが、お花見は範囲も広いし朝から夜までと時間帯も長いのでそれほど一気に人が殺到するということはないと思われますが、イルミネーションは時間帯も夜だけで開催している場所も目黒駅周辺のみなので、混雑ぶりはお花見の比ではなかったようです。
昨年私が行ったのは平日の開催前のまだ明るい時間帯でしたが、開催の1時間以上も前から中目黒の駅前は人が混雑し始めていて、開催の30分前にはもう目黒川周辺の道や橋の上は人がいっぱいになっていて、警備の方が声をからして人や車を誘導していました。
2001年に起きた明石花火大会歩道橋事故では警備体制の不備で大勢の犠牲者を出してしまったので、同様の事故を起こさないように…というようなことを考えると、今年の開催は慎重にならざるを得なかったのかもしれません。
また、中目黒は他のイルミネーションスポットのように大きな商業施設があるわけではなく、マンションなどの住宅街の中に小さな飲食店が点在しているだけなので、地域にとっては大勢の人が集まることによるメリットよりもデメリットのほうが大きかったのかもしれません。
来年以降の実施は未定ということなので、来年以降は開催が再開される可能性もあるようですが、万全の警備体制を整えるにはそれなりに費用がかかるので、何らかの形で大きなスポンサーがつかない限りは今後の開催は難しいかもしれません。
でも、目黒川と桜の木を活かしたステキなイルミネーションだったので、このままひと冬の夢で終わってしまわずに、いつの日か復活してほしいですね☆
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