印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展
三菱一号美術館で開催されている美術展「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」を観に行きました。
三菱一号美術館は東京駅の近くにあります。
「印象派からその先へ」は、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、シャガールなどの西洋絵画のコレクションが展示されています。
モネ「睡蓮」
モネ「サン=ジェルマンの森の中で」
ルノワール「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」
エドガー・ドガ「踊り子たち(ピンクと緑)
「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」の感想
何も下調べをせずに行ったのですが、72点という予想以上に多くの名画が展示されていて、すごく見ごたえのある美術展でした。
とくに、シャガールの作品10点が飾られた部屋は、シャガールの幻想的な世界を大満喫できました。
この美術展は「印象派からその先へ」というタイトル通り、印象派の絵画と、その後の20世紀の作家の作品を観ることができ、フランス近代絵画の流れを実際に作品を観ながら辿ることができるというのが大きな魅力です。
この美術展のタイトルは「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」だったので、石膏で作った彫刻もあるのかな?となんとなく思っていたのですが、展示されていたのは絵画だけで彫刻はありませんでした。
それなのにどうして「石膏コレクション」という名前がついているの??と不思議に思っちゃったのですが、あとで調べてみたら、「吉野石膏」というのは会社名で、今回展示されている絵画は「吉野石膏株式会社」が買い集めた絵画なので、「吉野石膏コレクション展」という名前がついているようです(*〇o〇*)シラナカッタ…
吉野石膏株式会社というのは石膏ボードなどの建築資材を扱う会社で、社内の創造的環境づくりのために、これだけの名画をこつこつと買い集めたんだそうです。
西洋画を買い集めたのは1980年代後半からということなので、バブルの時代の勢いがあったからできたことなのかもしれませんが、バブル時代が終わっても、こうしてしっかりとコレクションを保持し続けているというのはすごいことだと思います。
こんなたくさんの名画を一度に観ることができるのは、吉野石膏さんのおかげなんですね。
吉野石膏さん、ありがとうございます(-人-)
この美術展の開催は1月20日までです。