イチョウの花言葉・名前の由来・英名・誕生花・黄葉したイチョウの写真の紹介です。
イチョウ
ワンコの散歩で出会ったお花☆イチョウ
黄葉したイチョウの写真
イチョウの葉が綺麗に黄葉していました。
イチョウは中国原産の植物で、日本の古い書物である『本草和名(917年)』や『和名抄(932年)』や『万葉集(629~759年)』や『源氏物語(平安中期)』にイチョウの記載が見られないことから、平安時代後半か室町時代に渡来したのではないかといわれています。
黄葉したイチョウの葉は防虫効果があることから、イチョウの葉の栞の代わりに本に挟むと本の紙などを食べる紙魚(しみ)除けにもなるそうです。
イチョウは日当たりが良ければどんな場所でも育つことや、大気汚染や剪定に強いことなどから、街路樹によく利用されています。
イチョウはオスの木とメスの木がある「雌雄異株」で、実(銀杏)はメスの木にしかなりません。
銀杏は特有の匂いがあることや落下後の掃除が大変であることから、街路樹のほとんどはオスの木が使われています。
銀杏の果肉の部分は匂いが強いため食用にはなりませんが、種の中の仁(じん)は食用となります。
イチョウの木は老木になると乳柱が垂れ下がる特徴があることから、母乳が出ない婦人の信仰の木とされることがあります。
イチョウは長寿で樹齢1000年以上のものもあります。
そのことから「長寿」という花言葉がついています。
また、古木の荘厳な雰囲気にちなんで「荘厳」という花言葉もついています。
イチョウの基本情報
科・属名: イチョウ科イチョウ属
学名: Ginkgo biloba
原産地:中国
樹高:20m-30m
花色は白色
開花期 4月~5月
黄葉時期: 10月~12月
生きた化石と呼ばれるイチョウ
イチョウはジュラ紀(1臆4千万年~2億年前)に栄え、野生のものは100万年前にほぼ絶滅しましたが、中国で生き残っていたものが人為的に繁殖されて現代まで残ります。
ジュラ紀の植物のほとんどは絶滅して化石となっていることから、ダーウィンはイチョウを「生きた化石」と呼んでいました。
イチョウの名前の由来
イチョウという名前は、中国名の「鴨脚(ヤーチャオ)」の発音が元になっているという説や、葉を黄蝶に見立てて「一蝶」であったのが江戸時代の仮名表記で「イチテフ」⇒「イテフ」になったという説や、「一葉」がなまって「イテフ」になったという説などがあります。
中国名の「鴨脚」はアヒルの足のことで、イチョウの葉がアヒルの足に似ていることに由来します。
イチョウの漢字の「銀杏」は、殻が銀白で、実の形がアンズに似ていうことに由来します。
イチョウの漢字表記は「銀杏」以外に「公孫樹」や「鴨脚樹」があります。
「鴨脚樹」は中国名の「鴨脚」に由来し、アヒルの足のような葉をつける樹という意味です。
「公孫樹」もイチョウの中国名で、人(公)が植えてから実がなるまでに孫の代までかかることに由来しています。
イチョウの英名
Ginkgo, Gingko, Maidenhair tree
イチョウの花言葉
「荘厳」
「長寿」
「鎮魂」
「しとやか」
「詩的な愛」
誕生花(イチョウ)
イチョウは10月26日、11月21日の誕生花です。
写真の詳細
この記事のイチョウの花の写真は下記のカメラとレンズを使用して撮影しました。
【カメラ】Canon EOS 80D
【レンズ】EF100mm F2.8L マクロ IS USM