ナンテン(南天)の実の写真・花言葉・名前の由来・薬効・誕生花の紹介です。
ナンテン(南天)
ワンコの散歩で出会ったナンテン(南天)
ナンテンの写真
まだ赤く色づいていませんが、ナンテンの実がなっていました。
南天の薬効
南天は古くから薬用として使われていて、咳止めや解熱や食中毒などに効くほか、葉を噛むと乗り物酔いや二日酔いにも効くといわれています。
江戸時代の「松屋筆記」には、「南天の実を乾燥させたものを砂糖と混ぜて煎じて飲めば、咳に効果がある」と書かれています。
南天が咳に効果があるのは、南天に含まれている「ナンテニン(O-メチルドメスチシン)」という成分がのどの炎症と痛みを和らげ、「ヒゲナミン」という成分が気管を拡張して呼吸を楽にするからだそうです。
南天の葉は南天葉と呼ばれる生薬で、健胃・解熱・鎮咳に効果があるとされています。
南天の葉には防腐作用があることから、赤飯などの上に置かれることがよくあります。
南天に葉に含まれる「ナンニジン」という成分が赤飯の熱と水分によってシアン化水素を発生させ、このシアン化水素に防腐効果があるといわれています。
シアン化水素は猛毒ですが、量が微量であるため健康への影響はないそうです。
南天の茎や枝には抗菌力のある「ベルベリン(アルカロイドの一種)」も含まれているそうです。
南天の生葉を噛むと、船酔いや車酔いや二日酔いなどの吐き気に効果があるとされています。
食中毒には、南天の生葉の絞り汁を盃1杯飲むと効果があるそうです。
ナンテン(南天)の名前の由来
ナンテン(南天)は、中国では「南天燭」「南天竹」と呼ばれています。
日本では、これらの中国名が簡略化されて「ナンテン」と呼ばれるようになったそうです。
中国名の「南天燭」は南天の実が「燭(ともし火)」のように赤いことに由来し、「南天竹」は株立ちや枝の節が竹に似ていることに由来します。
ナンテンの花言葉
「私の愛は増すばかり」
「幸せ」
「機知に富む」
「福をなす」
「良い家庭」
ナンテンの誕生花
ナンテンは12月5日、12月8日の誕生花です。
以前に撮ったナンテンの写真
3年前に撮ったナンテンの写真です。
写真の詳細
■この記事の南天の写真に使用したカメラとレンズ。
【カメラ】Canon EOS 80D | Canon EOS Kiss X5
【レンズ】EF100mm F2.8L マクロ IS USM | EF50mm F1.8 II