最近よく帝劇や宝塚などのミュージカルやコンサートに行くので、後ろのほうの席でも充分に楽しめるように双眼鏡(オペラグラス)を買いました。
一応、双眼鏡は以前に買ったものがあるのですが、何も考えずにとりあえず安いものを買っちゃったのでちょっと失敗。
倍率はそこそこあるものの、視界が暗くてあまりクリアに見えないし、やたらと重いので長時間使用していると疲れてしまいます。
なので、コンサート会場などに持って行っても、あまり使い物になりません。
安物買いの銭失いとはこのことですね…(´・ω・`)
というわけで今回は、双眼鏡(オペラグラス)のことをよく調べたうえで慎重に選びました。
双眼鏡(オペラグラス)の選び方
まずは倍率ですが、コンサートやミュージカルの観賞などの用途であれば6倍〜10倍ぐらいでいいと思います。
倍率は高ければ高いほうがいいような気がしますが、じつは倍率を高くすればするほど見え方が劣化したり本体が重くなったりするので、無駄に倍率が高い双眼鏡を選んでも何のメリットもありません。
像がいくら大きく見えても、薄暗くてぼやけていたのでは使い物にならないからです。
昼間の野外ならまだ明るいからいいかもしれませんが、コンサートやミュージカルなどは薄暗い場面がよくあります。
そういうときでも、ちゃんと明るくクリアに見える双眼鏡(オペラグラス)を選ばないと、持っていったけど薄暗くて綺麗に見えないから結局ほとんど使わなかった、というようなことになってしまいます。
双眼鏡のお値段はピンきりで、同じ倍率のものでもお値段が何倍も違ったりします。
同じ倍率の双眼鏡なのにいったいなにが違うのかというと、双眼鏡を覗いたときの視界の明るさや像のクリアさが全然違うのです。
安い双眼鏡と高い双眼鏡の見え方はもう本当に雲泥の差で、別世界かと思うほどです。
せっかく高いチケット代を出して行ったコンサートやミュージカルなのに、双眼鏡(オペラグラス)の性能がダメだとステージの魅力も半減しちゃいます。
というわけで、双眼鏡(オペラグラス)選びは、倍率をあまり欲張りすぎず、できるだけ軽量で、明るくクリアに見えるものを選ぶ、というのが重要です。
双眼鏡(オペラグラス)のおすすめ3選
自分が双眼鏡(オペラグラス)を買う際に、多くの商品の中から選んだ最終候補は次の3つ。
- ヒノデ 6x21-N1
- ビクセン コンパクト アリーナ M10X25
- ビクセン アリーナ H8x21WP
この中で実際に購入したのは「ヒノデ 6x21-N1」なのですが、人によっては他の2商品のほうがいいという場合もあるかもしれないので、3商品とも紹介しておきます。
双眼鏡 ヒノデ 6x21-N1
「ヒノデ 6x21-N1」はとにかく綺麗に明るく見えるということに主眼を置いてつくられた双眼鏡(オペラグラス)なので、コンサートやミュージカルなどのステージの観賞にぴったりです。
倍率は6倍、とやや低めに抑えてあるのも、綺麗に明るく見えることを最優先しているからです。
普通の双眼鏡はプラスチックレンズが使われていることが多いのですが、プラスチックよりガラスのほうがシャープに見えるということで、ヒノデの双眼鏡はガラスのレンズが使われています。
プラスチックは年月が経つと変色していき見え方が劣化していきますが、ガラスは経年劣化しないので長く使えるというメリットもあります。
重さは155gとかなり軽量です。
ヒノデの双眼鏡のもうひとつの魅力は、返品保証があるということです。
30日間なら返品が可能なので、実際に使ってみて、しっくりこなかったら返品することができます。
とりあえずコンサートなどで一度使ってみて、気に入らなければ返品すればいいので、かなり安心なシステムです。
私も高い買い物なのでこの返品保証がなかったら買うのは躊躇していたかもしれません。
でも実際に買ってみたら、返品保証がある理由がよくわかりました。
あまりにも見え方が綺麗なので、誰も満足しちゃって返品しない、ということなんですね。
お値段や商品の仕様などは変動するようですので、詳しいお値段や最新の商品の仕様はこちらを参照してください。
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双眼鏡 ヒノデ 6×21−N1(楽天)
ビクセン コンパクト 双眼鏡 アリーナ M10X25
「ビクセン コンパクト 双眼鏡 アリーナ M10X25」はメガネをかけたままでも見やすい設計になっているというのが一番の特徴です。
倍率も10倍なので、ドームコンサートなどでも余裕の倍率です。
重さは310gと、前述のヒノデの双眼鏡の約2倍の重さです。
倍率が高いので、その分、ボディも大きくなって重くなってしまうのは仕方がないと思います。
軽さを取るか、倍率を取るか…という感じですね。
私が行くコンサートやミュージカルは帝劇や宝塚のような中規模の会場が多いので10倍もの倍率は必要ないし、軽いほうが長時間使用していても疲れないので前述のヒノデの双眼鏡を選びました。
でも、近眼でメガネをかけることが多いので、この「ビクセン コンパクト 双眼鏡 アリーナ」のメガネをかけていても見えやすいというところにはかなりひかれました。
ただ、やっぱり、重さがネックですね…。
男性なら、重さはあまり問題ないかもしれませんが…。
メガネをかけている方で、重さはあまり気にしないという方や、ドームなどの大きなコンサート会場によく行くような方は、この「ビクセン コンパクト 双眼鏡 アリーナ」もいいかもしれません。
お値段や商品の仕様などは変動するようですので、詳しいお値段や最新の商品の仕様はこちらを参照してください。
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ビクセン コンパクト 双眼鏡 アリーナ M10X25(楽天)
ビクセン 双眼鏡 アリーナ H8x21WP
「ビクセン 双眼鏡 アリーナ H8x21WP」はさきほどの「ビクセン コンパクト 双眼鏡 アリーナ M10X25」と同じメーカーの双眼鏡で、こちらは倍率が8倍、と少し倍率が下がります。
その分少し軽量になっていて、重さは210gです。
最初に紹介したヒノデの双眼鏡よりはやや重いという感じです。
倍率は前に紹介した2商品のちょうど中間になります。
この「ビクセン 双眼鏡 アリーナ H8x21WP」の魅力はポップな外観(好みが分かれそうですが…)と、お値段が他の2商品に比べると安いところです。
私はとにかく少しでも軽いほうがよかったのと、クリアな見え方にこだわりたかったのでヒノデの双眼鏡にしましたが、このポップなデザインが好きな方で、お値段が少しでも安いほうがいいという方は、この「ビクセン 双眼鏡 アリーナ H8x21WP」もいいかもしれません。
お値段や商品の仕様などは変動するようですので、詳しいお値段や最新の商品の仕様はこちらを参照してください。
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ビクセン 双眼鏡 アリーナ H8x21WP(楽天)
双眼鏡(オペラグラス)の3商品の比較
先ほど紹介した双眼鏡(オペラグラス)の3商品の比較です。
軽さの比較
双眼鏡は覗いている間ずっと同じ位置で持ち上げていないといけないので、重いとかなり疲れます。
とくに女性の場合は軽さを重視して選んだほうがいいと思います。
3商品を軽い順に書き出すと、こうなります。
- 「ヒノデ 6x21-N1」155g
- 「ビクセン アリーナ H8x21WP」210g
- 「ビクセン コンパクト アリーナ M10X25」310g
軽さ重視なら「ヒノデ 6x21-N1」
「ヒノデ 6x21-N1」が一番軽量で、2位の「ビクセン アリーナ H8x21WP」との差は55gです。
わずか55gという気がするかもしれませんが、女性の場合はこの55gの差が結構大きかったりします。
実際に商品のレビューをざっと見てみても、「ビクセン アリーナ H8x21WP」の重さが気になると書いてあるレビューが結構多いので、重さが気になる方は「ヒノデ 6x21-N1」が一番いいと思います。
倍率の比較
倍率の比較です。
倍率が高い順に書き出すと、こうなります。
- 「ビクセン コンパクト アリーナ M10X25」10倍
- 「ビクセン アリーナ H8x21WP」8倍
- 「ヒノデ 6x21-N1」6倍
ドーム会場によく行くならビクセン コンパクト アリーナ M10X25
倍率は宝塚や帝劇のような中規模のコンサート会場では6倍でもまったく問題がないと思います。
ただ、ドーム会場などのような巨大なコンサート会場の後ろの方の席だと6倍ではやや心もとないかもしれません。
倍率が上がると重量が増えるというデメリットがありますが、ドーム会場などの大きな会場のコンサートによく行く方は倍率重視で「ビクセン コンパクト アリーナ M10X25」を選んでもいいかもしれません。
価格の比較
価格の比較です。
価格を安い順に書き出すと、こうなります。
- 「ビクセン アリーナ H8x21WP」
- 「ビクセン コンパクト アリーナ M10X25」
- 「ヒノデ 6x21-N1」
安さ重視なら「ビクセン アリーナ H8x21WP」
価格は変動するので、現時点での価格の比較となります。
「ビクセン アリーナ H8x21WP」は他の2商品に比べてかなり安いので、安さで選ぶなら「ビクセン アリーナ H8x21WP」です。
外見のチープさがちょっと気になりますが、若い女性なら却ってこういうカジュアルな感じのほうが似合うかもしれません。
年配の方はちょっと抵抗を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、紫色なら、まだなんとか落ち着きがあっていいかもしれません。
あるいは、もう思い切って開き直ってピンクにしちゃう、というのも新鮮でいいかもしれません。
見え方の比較
見え方の比較は、実際に3商品を同じ条件下で使い比べてみないと何ともいえないのですが、「ヒノデ 6x21-N1」は見え方の美しさに重点を置いて作られているので、たぶんこの「ヒノデ 6x21-N1」が像のクリアさは一番なのではないかと思います。
他の2商品も見え方に関しての不満を訴えるようなレビューは見当たらなかったので、見え方に問題はまったくないと思いますが、「ヒノデ 6x21-N1」はとにかく綺麗に見えると絶賛するレビューが多かったです。
見え方重視なら「ヒノデ 6x21-N1」
ステージの様子をハイビジョンの映像のようにくっきりとした像で綺麗にみたいという方は、「ヒノデ 6x21-N1」を選べば間違えないと思います。
「ヒノデ 6x21-N1」の場合は、万が一見え方が気に入らなければ返品できるので、その点も安心です。
私自身は、中規模な会場で使うのがメインということもあるので、倍率がやや低くても、軽量でクリアな視界の「ヒノデ 6x21-N1」を選んで正解だったと思っています。
最後に
長々と書いてしまいましたが、この記事が皆さんの失敗のない双眼鏡選びの少しでも参考になったら幸いです。