ナンテン(南天)の実の写真・花言葉・名前の由来・誕生花の紹介です。
ナンテン(南天)
ワンコの散歩で出会ったナンテン(南天)
ナンテン(南天)の写真
赤いナンテンの実がなっていました。
ナンテンは「難が転じる」ということで縁起がよい木とされており、お正月の飾りにもよく用いられます。
【使用カメラ】Canon EOS 80D【レンズ】EF100mm F2.8L マクロ IS USM
悪夢を遠ざけるナンテンの葉
ナンテンの葉を枕の下に敷くと、悪夢を見ないという言い伝えもあるそうです。
悪夢を見たあとすぐにナンテンを見ると、難を逃れられるとも言われています。
邯鄲の枕
唐の沈既済の小説『枕中記』(ちんちゅうき)の故事の一つに『邯鄲の枕』(かんたんのまくら)というお話があります。
出世を望んで邯鄲(かんたん)に来た盧生(ろせい)という青年は、呂翁という道士から夢が叶うという不思議な枕を借りて眠ったところ、名家の娘と結婚してとんとん拍子に出世し、一時は左遷されたり謀反の濡れ衣を着せられて自殺しようとするなどのピンチもありましたが、それを乗り越えて再び高位に上り、晩年は大勢の子どもや孫に恵まれて栄華を極めた幸福な生涯をおくりました。
が、ふと目覚めると、宿の主人に頼んでいた粟のかゆがまだ出来上がっていないほどのわずかな時間しか過ぎておらず、邯鄲はその夢を見たおかげで栄華のはかなさを悟り、つまらない出世欲を捨てて故郷に帰っていった、というようなお話です。
この邯鄲が呂翁から借りた不思議な枕は、南天の材で作られていたそうです。
ナンテン(南天)の名前の由来
ナンテン(南天)は、中国では「南天燭」「南天竹」と呼ばれており、それらの名前を簡略化して「ナンテン」と呼ばれるようになったそうです。
「南天燭」は南天の実が「燭(ともし火)」のように赤いことに由来し、「南天竹」は株立ちや枝の節が竹に似ていることに由来しています。
「南天」という名称の由来ははっきりとはわかっていませんが、南に植えたものほど実がよく輝くことから南天という名前がついたという説があります。
ナンテンの花言葉
(赤い実)
「幸せ」
「私の愛は増すばかり」
「福をなす」
「よき家庭」
(白い実)
「深すぎる愛」
「機知に富む」
「つのる愛」
ナンテンの誕生花
ナンテンは12月5日、12月8日の誕生花です。
以前に撮ったナンテンの写真
■1年前に撮ったナンテンの写真
【使用カメラ】Canon EOS 80D【レンズ】EF100mm F2.8L マクロ IS USM
■一昨年に撮ったナンテンの写真
【使用カメラ】EOS Kiss X5【レンズ】EF50mm F1.8 II