出前一丁どんぶり

日清食品 出前一丁どんぶり おいしいワンタン入り

セブンイレブンで日清のインスタント食品を買うと「ひよこちゃん＆出前坊やオリジナルクリップ」がもらえるというキャンペーンにつられて、「出前一丁どんぶり おいしいワンタン入り」を買っちゃいました☆

先日、お湯を入れてから30分以上経過したカップヌードルを食べるというおぞましい体験をしたところなので、カップ麺を食べるのはできればあのブヨブヨにふやけた汁なし麺の記憶がもう少し薄らいでからにしたいと思っていたのですが、ひよこちゃんのクリップがどうしても欲しかったので買ってしまいました…(･･;)

で、買ってしまった以上は、どんな味か気になる、というわけで、早速食べてみました☆

出前一丁は何年か前に袋麺を食べたことがありますが、カップ麺の出前一丁を食べるのは初めてです。
袋麺の出前一丁は、「ごま油の香りがした」という印象だけは強く残っています。

ごま約1000粒と書いてあります☆
とにかくゴマで勝負、という感じです。

あれ？　よく見たら、出前坊やって金髪？？(@_@)
これまでぜんぜん気が付きませんでした。

中には粉末スープとごまラー油が入っています。

具はワンタンと卵とネギなど。

出来上がり。
1000粒かどうかはわからないけど、ゴマがいっぱい☆
ワンタンがふっくらとしていて美味しそうです。

で、気になるお味は…

これでもか、というぐらいにごま油の香りがしますが、とてもオーソドックスでバランスのいい優等生なお味です。
ごまラー油と書いてあるけど、辛味はほとんどなくて、マイルドな感じです。
ワンタンもモチモチしていていい食感です。

ただ、チキンラーメンやエースコックのワンタンメンのような強烈な個性はありません。
なので、急にチキンラーメンが食べたくなったり、ワンタンメンが食べたくなったりするようなことはあっても、急に出前一丁が食べたくなる、というようなことはあまりないかもしれません。
つまり、あまり中毒性のない味、という感じですね。

でも、チキンラーメンやワンタンメンは個性が強い味なだけに嫌いな人がいるかもしれませんが、出前一丁はベーシックな味なので万人受けしそうです。

また、強烈な個性のあるインスタント麺は毎日食べるのはちょっと厳しいけど、出前一丁はとても素直な味なので毎日食べてもそれほど飽きないような気がします。

香りはごま油の香りで思いっきり主張しているのですが、味自体にはそれほど主張がなくクセもないので、にんにくやショウガを入れたり辛いラー油を入れたりなど、自分好みのアレンジもしやすそうだし、お肉や海鮮や野菜などどんな具材を入れてもうまくマッチングしそうです。
わかめを入れても美味しいかも☆

出前一丁は「どうしても今すぐ食べたい」というような強烈な魅力はありませんが、毎日食べても飽きないようなやさしい味で、人間に例えるなら、恋人ととしてはちょっと物足りないけど結婚相手としては理想的なタイプ、という感じでしょうか…(･･*)

カップヌードル、チキンラーメン、ワンタンメン、マルタイの長崎ちゃんぽん、サッポロ味噌ラーメンなどなど、おいしい即席麺はいっぱいありますが、どれか１種類の即席麺を１年分持って無人島に行かなければいけない、というような事態に遭遇しちゃったときには、出前一丁を選ぶのが一番無難なような気がします。
つまり、唯一主食になりそうな即席麺、という感じなんですね。

もちろん人によっては、ペヤング激辛やきそば１年分を持って無人島に行っても絶対に後悔しない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、私は絶対に後悔すると思います(･･;)

香港で大人気の出前一丁

日本ではそれほど人気があるような感じではない出前一丁ですが、香港では60％のシェアを誇る大人気のインスタント麺なんだそうです。

インスタント麺としての人気だけではなく、外食メニューでも大人気で、喫茶レストランにも出前一丁のメニューがあったり、レストランの朝食メニューに「出前一丁朝食」というのがあったりするそうです。
吉野家の朝メニューにまで「出前一丁」があるんだとか。

メニューに出前一丁がない飲食店は話にならん!!という感じなのでしょうか…(・。・;)

出前一丁の｢出前坊や｣は香港では｢清仔｣（チン・チャイ）という名前で親しまれているそうです。
顔はほぼ同じですが、日本の出前坊やよりも色白でそばかすがあります。
清仔とその家族のキャラクターはすごい人気で、清仔一家のゲームコンテンツまであるそうです。

日本では出前一丁の即席麺はごまラー油味のみですが、香港では「豚骨シリーズ」や「海鮮シリーズ」や「アジアンシリーズ」や「牛肉シリーズ」や「日本地名シリーズ」など、17種類もの出前一丁が売られています。
どれも美味しそうなのですが、出前一丁のカップ麺シリーズの「地獄辣海鮮味」というのがかなり気になります。
食べてみたいような、食べてみたくないような…(･･;)

香港では日本の食品は品質が高くて安心安全というイメージがあってすごく人気があるそうですが、その中でも出前一丁が爆発的な人気を得ているのは、やはり、アレンジしやすいベーシックな味で毎日食べても飽きない、というところがミソなんじゃないかなと思います。

日本人にとっては、主食はお米で麺類はたまに食べるものなので、インスタント麺はインパクトの強い嗜好品的な味のもののほうが好まれますが、香港では麺を主食にする場合が多いので、インスタント麺は「毎日食べても飽きない味」というのが重要なポイントなのかもしれません。

日本ではなんとなく脇役風味の出前一丁が海外では国民食と言われるほどの人気者になっちゃうぐらいなので、人も同じく、日本ではいまひとつモテないタイプでも海外に行けば超モテモテというようなことがあったりするかもしれませんね。

というわけで、出前一丁は、今ひとつ芽が出ない現状に絶望感を抱いている人に『日本がダメなら海外があるさっ』という希望の光を与えてくれる、ありがたい即席麺といえるのではないでしょうか☆d(｡・∀・｡)

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