水路閣・京都 南禅寺
水路閣の写真
南禅寺の建物を観て回ったあとは、南禅寺の敷地内にある水路閣を見学しました。
南禅寺水路閣は、琵琶湖の湖水を京都市内に引くために南禅寺の敷地内に明治時代に作られた西洋風の建物で、レンガを積み上げて造られた橋の上を水が流れています。
古代ローマの水道橋を参考にして設計されたそうで、南禅寺の景観とよくマッチしています。
水路閣(琵琶湖疏水の水路橋)について
水路閣は、琵琶湖疏水の水路橋です。
琵琶湖疏水は、明治時代に京都の産業振興を計る為に建設された水路です。
当時の京都の水脈は地下水と川でしたが、それらはあまり豊富な水量ではありませんでした。そこで、水量が豊富な琵琶湖から水を引くために、いくつもの山をぶちぬいて長い水路が造られました。
国家プロジェクト並みの大事業であったこの琵琶湖疏水の設計製作指揮を一任されたのは、当時まだ21歳の田邊朔朗でした。
琵琶湖疏水の水路橋は京都の有名なお寺である南禅寺の境内を通過しているため、周辺の景観に配慮してレンガ造りの風格のある建築物になっています。
田邊朔朗の建築ポリシーには『建築物はすべからく美しくなければならない』というのがあったそうですが、この南禅寺の水路閣にはそのポリシーが見事に反映されています。
琵琶湖疏水が完成したことで日本初の水力発電所ができ、日本初の電車である京都市電が開通し、京都の繁栄に大いに役立ちました。
この琵琶湖疎水はまだ現役で活用されています。
南禅寺の湯豆腐
南禅寺は観光地としても素晴らしいけど、やっぱり南禅寺といえば湯豆腐、湯豆腐といえば南禅寺。
南禅寺に来た以上はお豆腐を食べないわけにはいきません。
というわけで、ランチはもちろん南禅寺の湯豆腐です☆
⇒「南禅寺の湯豆腐「奥丹」でランチ 」の記事につづきます。
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