ボボチャチャ(ぼぼちゃちゃ)
シンガポール料理の美味しいデザート・ボボチャチャ
シンガポール料理のボボチャチャ(ぼぼちゃちゃ)はすごく美味しいデザートです。
日本ではボボチャチャが食べられるお店は少ないのであまり食べる機会がありませんが、じつはボボチャチャは家で身近な材料でとても簡単に作れます。
ボボチャチャ(ぼぼちゃちゃ)とは
ボボチャチャ(buborchacha)のボボ(Bubur)は粥という意味で、チャチャ(Cha Cha)は多数という意味なので、ボボチャチャ(buborchacha)は「具が沢山入ったお粥」という意味ですが、実際にはお粥というよりも、具が沢山入ったおしるこのようなデザートです。
ボボチャチャは冷たいもと熱いものもあります。
冷たいボボチャチャの場合は、上にかき氷がかかっているものもあります。
成城石井で販売されているモーモーチャーチャーは、このボボチャチャが元になっているデザートですが、カップデザートに向くようにかなりアレンジされています。
日本ではシンガポール料理のお店でもボボチャチャがないお店が多いのですが、東京の赤坂や汐留や水道橋にあるシンガポール料理店の「シンガポール海南鶏飯」はメニューにボボチャチャがあります。
ボボチャチャの具
ボボチャチャの具は、サツマイモ、かぼちゃ、タピオカ、黒豆などの豆類、タロイモ、ヤムイモ、、サゴパールなどがよく使われます。
日本で手軽に手に入るバナナや、ひえやあわなどの穀物や、あずきや、白玉なども合いそうです。
今回作ったボボチャチャには、さつまいもとカボチャとタピオカを入れました。
タピオカは今回は大きな粒のものを使ったのですが、ゆでる時間がかなりかかったので、早く作りたいときは小さいタピオカを使ったほうがいいと思います。
ボボチャチャのスープ
ボボチャチャのスープは少し甘みをつけたココナッツミルクです。
今回は牛乳も混ぜましたが、ココナッツミルクだけでも作れます。
ボボチャチャのスープに東洋のバニラといわれているパンダンリーフエッセンスを加えるとエスニックな香りがして本場の味に近づきますが、今回はパンダンリーフエッセンスがなかったので使用していません。
パンダンリーフエッセンスがある場合は、香りづけに少量加えてください。
ボボチャチャ(ぼぼちゃちゃ)のレシピ
材料
具の材料
- タピオカ、カボチャ、さつまいもなど、お好みの具を適量
ココナッツスープの材料
- ココナッツミルク 400cc
- 牛乳 200cc
- 砂糖 大さじ8(お好みで増減してください)
- 塩 小さじ1/2(お好みで増減してください)
作り方
- タピオカは透明になるまでゆでて、冷水で洗って水気を切る。さつまいもやかぼちゃなどの具は、やわらかくなるまで蒸して、食べやすい大きさに切る。
- 鍋にココナッツスープの材料を入れて火にかけて、煮立ったらタピオカ以外の具を入れて弱火でさっと煮る(タピオカは食べる直前に加える)。
備考
- 冷やして食べる場合は、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします(タピオカは必ず食べる直前に入れます)。食べるときに上にかき氷も少量かけたり、バニラアイスを入れても美味しいですが、そのままでも充分に美味しいです。
- 今回は、作った直後は温かい状態で食べて、その後は冷蔵庫で冷やしたものを食べました。